給湯ロボットの開発に付いて

  Mgの給湯を手汲み動作のように簡単に行う設備が作りたい。そうした市場の背景とは
 別に、独自の薄肉鋳造の必要性から開発した給湯ロボット ROBO-Q です。
  Mgの鋳造にどこもが取り組み、給湯ポンプなどの高価な設備が市場に流れました。
 私は、Mgの市場の衰退をいち早く想定して、アルミでの薄肉品に取り組んできました。
  事実、鋳造では考えられない 0.15mmの肉厚製品の鋳造まで可能とした。
 
  そんな製品の汲み湯量では、スリーブ充填率は5%を切ってしまいます。そのためには
 現在のショートスリーブをさらにショートにする必要がありました。そうした仕様の中で、
 考えたのが給湯ロボット化でした。手汲みのように、早く、正確に、超ショートスリーブ化を
 実現したい事をロボテック鰍ノ申し入れ、製品化したのが、2000年5月でした。

  独自の給湯駆動(特許出願中)をロボテック鰍ェ開発したことにより、その実現性は
 現実のものとなり、今回鋳造生産まで可能な設備となりました。

    新しい設備は、多くの協力があってはじめて形となり、製品として育てて行く必要がある。
 日本独自の鋳造技術進歩のために、今後も提案し続けたいと考えている。